DrKameのブログ

フランスのストラスブールへ1年間の留学、その体験談をお伝えします

Minimally Invasive Bariatric and Metabolic Surgery〜40代後半からの留学〜

今週は、Bariatric surgeryのトレーニングコースがありました。

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今回は、Local Organization Committeeとして参加。

いわゆる講師役です。

アニマルトレーニングとしては、Gastric banding, Sleeve gastrectomy, Gastric bypass, jejunojejunal anastomosisなどをやりましたが、これをサポートしていました。

 

さて、トレーニングコースとしては、他のコースと同様にレクチャーのみではなくライブ手術がありました。5件ライブ手術がありましたが、Prof.K.HIGAの手術は素晴らしかったです。

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また、レクチャーとしては、内視鏡関連もあり消化器外科医にとっては手術のみならず内視鏡治療も大事だということだと思いあます。

日本の外科医の半数以上は手術のみならず内視鏡(処置を含め)をやっていると思いますが、欧米では外科医が内視鏡をやらないところが多くあり、今外科医が内視鏡をやろうとしているような流れがあるようです。

 

今回のProf. K.HIGAの手術を見て、改めて思いました。

上手い手術というのは、『無駄のない手術』だということです。

自分が外科部長だった頃、よく若い先生へ上手い手術とは、目指すべき手術とは、という話をしていました。その時に言っていた答えが、『無駄のない手術』でした。

それを再確認しました。

『無駄のない手術』、そのためは知識・技術に磨きをかけていくことが必要です。

日々精進していくしかないんでしょうね。