DrKameのブログ

フランスのストラスブールへ1年間の留学、その体験談をお伝えします

サンクトペテルブルクの病院〜40代後半からの留学〜

 1月17日から1週間、ロシアのサンクトペテルブルクへ行ってきました。

Leningrad Regional Oncological Center(ここには "Andrew"という友人がいます。)という病院で手術や内視鏡の見学、外科医や内視鏡医との交流など、貴重な経験をしてきました。

宿泊ホテルはここ。

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部屋はまあまあ広く、シングルベットが2個並んでいる感じで、その他に椅子が2個、机が一個、タンスといった感じでした。浴槽はなく、シャワーだけでしたが、お湯もちゃんと出るので十分でした。

周囲にはスーパーやコンビニがあり、24時間営業のところもありました。

ただし、サンクトペテルブルクだけらしいですが、お酒は11時から22時までしか買えません。一度22時半ごろお店でビールを買おうとしたらダメって言われました。

 

さて、病院はこのホテルから徒歩15分くらいのところにあります。

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途中はこんな感じです。これで朝8時ごろです。10時前にならないと明るくなりません。

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水曜日には30人くらいの前でプレゼンテーションをしました。

手術室はこんな感じ。

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内視鏡室はこんな感じ。

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一つの部屋に二つの手術台、覗きの胃カメラ、すし詰め状態の病室などなど、”昭和”を感じる病院でした。もちろん内視鏡は覗きだけではなく、ビデオスコープもありました。

腹腔鏡手術に関しては、1台しか腹腔鏡システムがないため症例はそれほど多くなく、またこれも昭和的ですが、非常に進行した癌が多いこともあり開腹手術が主でした。しかし、内視鏡処置に関してはEUS, ESD, POEMなども積極的にやっていました。まだそれほど症例数は多いわけではないようで、いろいろとアドバイスさせてもらいました。

 

ロシアの医療情勢や現状などを聞き、また若手の先生から教育についても聞き、いろいろと意見交換をしました。

共通している問題点もあれば国によって異なる問題点もあり、有意義な1週間でした。

観光も少ししたので、それについては別の回で報告します。