DrKameのブログ

フランスのストラスブールへ1年間の留学、その体験談をお伝えします

Salzburgの病院(2)〜40代後半からの留学〜

この病院は、250床の病院で、内科、外科、泌尿器科、形成外科、麻酔科、放射線科しかありません。

外科の手術の半分以上は、良性疾患で鼠径ヘルニア、胆嚢疾患、下肢静脈瘤が多く、そのほかに大腸癌や胃癌(まれだそうですが、自分の時に1例ありました)、肝胆膵悪性疾患などをカバーしています。

内視鏡に関しては、外科医(上の先生達)もやっていました。

Prof.WeissはERCP(EST)や食道癌術後のバルーンブジーもやっていました。

 

なんだか、前に働いていた横浜の病院とほとんど変わらない背景が見えました・・

 

さて、手術ですが、5日間で単孔式腹腔鏡手術17例の助手をし、2例の手術をやらせてもらいました。

水曜日に自分の手術についてプレゼンをさせてもらうチャンスをもらい、ビデオを含め約1時間くらい話しました。その結果、術者として手術をやらせてもらいました。

胆摘と両側鼠径ヘルニア(TEP)でしたが、自分がやってきたグローブ法は気になった様子で、Prof.Weissも3例グローブ法でやってくれました。

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これから続けていくのかどうかはわかりませんが、新しい方法とかをすぐに試そうとするProf.Weissの貪欲さ、行動力が素晴らしいですよね。