DrKameのブログ

フランスのストラスブールへ1年間の留学、その体験談をお伝えします

Salzburgの病院(3)〜40代後半からの留学〜

手術は8時から行われ、1列4件前後で夕方3、4時に終了します。

早い場合は3時前に終わります。

外科医は手術をするだけという感じがするくらい、患者さんの入退室や準備などはすべて手術室看護師が行っています。

内視鏡も数件みましたが、内視鏡に外科医が呼ばれる時にはすでに患者さんは横になっていて、すぐにセデーションして内視鏡をやります。終わると外科医は記録(音声入力)、その間に患者さんは退室(準備)しています。

 

役割分担というか、看護師さんをはじめ周りのスタッフの動きがとても良いという印象でした。

病棟のナースステーションにはこんな貯金箱(?)もありました。

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外科のスタッフも、時々いない人がいて、聞いてみると時々休みになるとのこと。

オーストリアでは、医師は週60(48だったかな?)時間以上働いてはいけない法律らしいです。20年くらい前まではそうではなかったようですが、働く時間を短縮するかわりに給与も減らすが良いかといったことが議論され、ほとんどの医師が賛成し、結局そうなったと言っていました。

また、主治医制ではなく、誰が担当ということもありません。(プライベートの患者は除く)そのため、誰が手術をするのかはわからないと患者さんには入っているそうです。

上の先生に聞いたところ、術前に患者さんから誰が手術をするのかと言われた時には、その日にならないとわからないと答え、術後に誰が手術をしたのかと聞かれると皆自分ではないと答えるそうです。チームで患者さんを診ていくということは、こういうことかもしれませんね。

 

月曜日から金曜日まで外科のメンバーに入れてもらい、ドイツ語は全くわからない状態でも外科のメンバーをはじめ、看護師さん、その他のスタッフと多くの方々が暖かく迎えてくれたことに感謝です!

最後にもらったCertificationです。

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