Minimally Invasive Inguinal and Abdominal wall hernia surgery〜40代後半からの留学〜
今日から2日間のヘルニアのトレーニングコースに参加しています。
参加者は38カ国、80名ちょっとです。
まずは、ライブ手術。
TAPPとTEP、そしてTAPPと3つの手術がありました。
1つ目と3つ目がProf.Leroyが執刀で、TEPはProf.Ramshawが執刀でした。
8時から10時半過ぎまでのライブでした。
その後レクチャーがあり、こちらでの鼠径ヘルニア分類は、やはりNYHUS分類でした。
TAPP,TEPなどの説明、Strangulated herniaの緊急手術だと死亡率が7倍、腸切を必要とすると20倍にあがるって言っていました。
また大腿ヘルニアは診断後経過観察した場合、strangulated herniaで手術となる患者が2年以内に45%にもなるそうです。
大腿ヘルニアは女性に多い為、女性の鼠径ヘルニアには腹腔鏡手術が良いのでは言っていました。
その後スポーツヘルニア、小児のヘルニア(横隔膜ヘルニアを含め)などのレクチャーで午前中は終了です。
その中でも興味深かったのが、Prof.RamshawによるContinuous quality improvementの話でした。医師の技術や知識だけではなく、全体(チームだったり、患者の流れやコストだったり・・)を考えて理論的にやっていく必要があるということだと思います。
ブレインストーミング、自分がMBAで学んでいた時に多くやっていたなぁと思いつつも、医療、病院の中では思っていることをなんでもとりあえず言ってみる、人の意見を否定しないといった原則通りにできるようになるのかな??
午後は、アニマルラボでした。
TAPP、Ventral herniaをやって、時間があれば小腸切除、縫合などをやるというプログラムでした。
明日はアニマルラボはなく、ライブ手術&レクチャーのみです。