DrKameのブログ

フランスのストラスブールへ1年間の留学、その体験談をお伝えします

da Vinci Xi〜40代後半からの留学〜

今日は、da Vinci Xiのトレーニングの様子を見学してきました。

スペイン、バルセロナから来た女性外科医2名が対象でした。もう1名は明日同様のトレーニングをするそうです。

朝9時過ぎからまずはシュミレーターによるトレーニング。

f:id:DrKame:20150527005858j:plain

そのあとは、ドライラボ。

f:id:DrKame:20150527005956j:plain

これでポートの距離間などをトレーニングし、簡単な縫合を練習し、いよいよアニマルラボへ。

一人1匹でずっとやっていました。

13時ごろまでやり、午後は14時から17時半過ぎまでやっていました。

f:id:DrKame:20150527010137j:plain

ポートを入れるところから始まり、頭低位にして骨盤腔の手術のセッテイング。

縫合結紮に始まり、卵管の剥離、切離、尿管の剥離、膀胱の剥離、膀胱や腸管を用いた縫合結紮の練習、最後に直腸の血管処理と自動縫合器による切離などを行っていました。

17時過ぎになると”片付け隊”がやってきて終了。

片付けている間に、朝のシュミレーターをもう一回やっていました。

 

ヨーロッパのトレーニング施設は、ここストラスブールとパリとブリュッセルの3箇所しかないそうです。そのため、ほぼ毎日2、3人が来てトレーニングを受けているとのことでした。

 

最後に単孔式腹腔鏡手術用の器具を紹介します。

f:id:DrKame:20150527010820j:plain

 

da Vinciで単孔式腹腔鏡手術がやられ出して、もう一回単孔式腹腔鏡手術の波が来ると良いなと思いました。