DrKameのブログ

フランスのストラスブールへ1年間の留学、その体験談をお伝えします

外科トレーニングコース4日目〜40代後半からの留学〜

4日目。

今日の午前中は、講義だけでした。

最初にProf.DallemagneからGERDとHiatal herniaの話、次にS.Perrettaからアカラシアの話、続いて、韓国のProf.Yangがビデオカンファレンスで胃癌の話をしました。

韓国の胃癌の手術症例数は、ひとつの病院(大学)で1000を超えるので、いろいろな臨床試験がやりやすいそうだなと思いました。

臨床試験の話に加え、ロボット手術(ダビンチ)の話もしていました。

 

続いてProf.Marescauxの話。

総論的な話ですが、今IRCADは何をやっていて、これから何をしようとしているのか、イノベーションを起こそうとしていることを語っていました。

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そして、PRof.LeroyのColorectal surgeryの話でした。

 

消化管外科に関しては、日本のレベルは高いし、手術そのものも上の方にあると思います。しかし、ランダマイズスタディとかエビデンスを出すことにおいては、遅れているのではないかという感じがしました。

 

午後は最後のアニマルラボでした。

その中で、ダビンチの経験もできました。

自分は、ダビンチのシュミレーターで2時間以上も楽しんでしました。

 

自分を含め、どの土俵でやっていくのかを考える必要があるなと感じました。

世界に通用するようにするのであれば、いろいろな派閥やセクショナリズムを超え、日本としてまとまってエビデンスを出していかなければ、韓国、中国をはじめとするアジアでも、欧米でもリードしていく立場にはなれないような気がします。

 

今までの自分のこだわりって小さいなぁって痛感しています。