外科トレーニングコース4日目〜40代後半からの留学〜
4日目。
今日の午前中は、講義だけでした。
最初にProf.DallemagneからGERDとHiatal herniaの話、次にS.Perrettaからアカラシアの話、続いて、韓国のProf.Yangがビデオカンファレンスで胃癌の話をしました。
韓国の胃癌の手術症例数は、ひとつの病院(大学)で1000を超えるので、いろいろな臨床試験がやりやすいそうだなと思いました。
臨床試験の話に加え、ロボット手術(ダビンチ)の話もしていました。
続いてProf.Marescauxの話。
総論的な話ですが、今IRCADは何をやっていて、これから何をしようとしているのか、イノベーションを起こそうとしていることを語っていました。
そして、PRof.LeroyのColorectal surgeryの話でした。
消化管外科に関しては、日本のレベルは高いし、手術そのものも上の方にあると思います。しかし、ランダマイズスタディとかエビデンスを出すことにおいては、遅れているのではないかという感じがしました。
午後は最後のアニマルラボでした。
その中で、ダビンチの経験もできました。
自分は、ダビンチのシュミレーターで2時間以上も楽しんでしました。
自分を含め、どの土俵でやっていくのかを考える必要があるなと感じました。
世界に通用するようにするのであれば、いろいろな派閥やセクショナリズムを超え、日本としてまとまってエビデンスを出していかなければ、韓国、中国をはじめとするアジアでも、欧米でもリードしていく立場にはなれないような気がします。
今までの自分のこだわりって小さいなぁって痛感しています。